日本におけるアウディは、もはや高級外車だけの時代ではありません。東京・青山にあるアウディカフェが、テレビやインターネットを通じて注目度を高めています。ここでは、アウディカフェの魅力を、インテリアとメニュー両面から触れていきます。

アウディカフェ、それは緑を生かした独特の空間

アウディカフェは、東京都渋谷区神宮前に立地するアウディフォーラム東京の2階にあります。この青山街区は、おしゃれな飲食店が立ち並びますが、アウディカフェもそのひとつです。
もともとこのアウディカフェは、ドイツの高級自動車メーカーアウディのショールームになっていて、小さなカフェが併設されている状態でした。しかし、2014年に入って間もない頃に、新たな事業として、2階部分が専用のカフェにリニューアルされました。元ショールームであったこの空間は、他のカフェにはない雰囲気を醸し出しています。
まず、外からアウディカフェを見てみると、ガラス張りのデザインが目を引きます。これだけでも高級感が漂うのですが、アウディカフェの真骨頂はインテリアのデザインです。ミシュランの星付きレストランを多数輩出したサイタブリアと提携し、「緑の中のドライブシーン」をコンセプトとした基本設計になりました。さらに、インテリアデザイナー斉藤力の監修により、高い天井、採光、ビッグテーブル、観葉植物を余すところなく生かした独特の空間ができました。とにかく緑が多く、利用すればテーブルとのコントラストが美しく感じられます。大手カフェチェーンと異なり、アウディカフェは、利用することそのものが、非日常を楽しむことになります。

他のカフェとは一線を画すヨーロピアンなメニュー

東京・青山のアウディカフェのメニューは、営業時間10：00から19：00の間、ずっと同じものです。昔ながらのパーラーをイメージしていますが、ラインナップは通常のカフェでは味わえない、ヨーロピアンなものばかりです。
フードの看板メニューとなるのは、アウディ特製カレー（1200円）です。たくさんのスパイスと豆をブレンドした欧風カレーです。ただスパイシーなだけでなく、空間とマッチした香りと風味が強調されています。噛みごたえと具の相性を重視したバゲットサンド（2種類各760円）も人気メニューです。
ドリンクは、フード以上にラインナップが豊富です。基本のメニューはコーヒー類となりますが、コーヒーの中でも注目すべきはエチオピア・イルガチェフェ（カップは520円、ポットは840円）です。華やかでフルーティーな酸味を出し、飲みやすさにこだわったコーヒーです。また、栄養バランスと酵素にこだわったスムージーも手作りで提供されます（グリーン、アサイー＆バナナ各780円）。大切に味わって飲めば、女性はもちろん、男性にもうれしい酵素ダイエットが期待できます。ビールは、本場ドイツのシュパーテン、ウェデット、ケストリッツァー3種類から選ぶことができます（各840円）。
アウディカフェのフードやドリンクのメニューは他にもありますが、そのどれもが、優雅な空間の中で、じっくりと旨味を味わうことができるものです。

一流プロだけではない！どんどん広がるアウディカフェの客層

アウディカフェは、自動車メーカーアウディの新事業の一環です。アウディというと、高級すぎて、自動車に手を伸ばすことは難しいのではないかと思う民間人も数多いです。しかし、アウディカフェは、そのイメージの垣根を低くし、幅広い客層を取り込むことに成功しています。
まずは、ビジネスのプロ集団です。東京・青山界隈は、男女、大小、業種問わず、ひとつの道に秀でたトッププロ達が集い、高級店で秘密の戦略会議を行うことが多いです。アウディカフェは、まさにそのようなトッププロ達のよき戦略会議室であり、憩いの場としても利用されています。
アウディカフェの客層は、ビジネス集団だけではありません。アウディファン、おしゃれな店が好きなカップル、自分たちへのご褒美を求めた人々も、アウディカフェを利用しています。空間に緑が多く、広々としているため、休日や平日のアイドルタイムの癒しの空間として最適です。フードやドリンクと共に、雰囲気を楽しむことで、時間がゆっくり流れ、日頃の喧騒を忘れ、お互いの仲を深めていくこともできます。
アウディ好きなカップルであれば、アウディカフェは最高の環境でしょう。アウディ車の魅力に浸り、アウディの故郷のヨーロッパの魅力に浸り、自分たちそのものに浸ることもできます。間違いなく、アウディカフェでのひとときが、特別な思い出のひとつとして刻まれることでしょう。